Both sides now
しなやかに流れる天使の髪
私はそんな風に雲を見ていた
でも雲はただ太陽の輝きをさえぎるもの
あらゆる場所に雨や雪を降らせるもの
やりたい事が沢山あったのに
雲によって閉ざされた
私は両側から雲を眺めてみる
上からも下からも
でもそれは私が抱いた雲の幻影
雲の本当の姿は分からない
おとぎ話が叶う気がする
そんな風に愛を思い描いていた
でも愛なんてありふれたお芝居
私は愛を両側から眺めてみる
与えたり受け取ったり
でもそれは私が抱いた愛の幻影
愛の本当の姿を何も知らない
涙も不安も
それでも誇りを忘れない
愛してると大声で叫ぼう
夢を見て、あれこれ計画して
時にはサーカスに集まる群衆のように
私は人生をそんな風に見ていた
失ったものもあれば得たものもある
毎日を生きていればそんな事もある
私は両側から人生を眺めてみる
勝つ事もあれば負ける事もある
でもそれは私が抱いた人生の幻影
人生の本当の姿を何も知らない
私は両側から人生を眺めてみる
上からも下からも
そして今だにどういうわけか
思い浮かぶのは人生が生み出す幻影
人生の本当の姿を何も知らない