風太郎日記

スノーボードにからめたひとりごと日記です

今の日本




現在の福島原発の状況


3.11以降、私たちのなかで正しい情報を知っているひとはどれくらいいるだろう

過去の誤った情報を今だ信じきっているひとも多いと思う

ちょこ出しされる汚染情報に感覚すら麻痺しているような気すらする






もはや可能性じゃなくなう





事故後、政府も東電もメルトスルーする予測データを持っていたが
情報は隠され、対応策もずさんなものだった


現在、福島第一原発の4つのうち、1〜3号機はメルトアウト、4号機には使用済み燃料が入れられたプールの屋根が吹っ飛んでいるボロボロの状態


ドロドロに溶け落ちているだろう原子炉をあけて中がどうなっているかを見る技術を人は現在持っていない

だからこれもデータ予測

メルトアウトした核溶解燃料が地下のどこにあるか、正確には誰も知らない状態にある


原子力発電というもの自体、
発生する放射性廃棄物を処理する手段は今だ世界中で見つかっておらず
廃棄物を消し去る技術も、
害のないものにリサイクルする手段というものはなく

一時的に地層深くに埋めるという処置をとっているのが現状

放射能廃棄物は10万年以上経たないと安全なレベルにはならない
現生人類はわずか1万年

一体誰がそれらを管理できるというのか








先日、東京での五輪開催が決まった

安倍首相が五輪開催の最終プレゼンでのスピーチ

「私が安全を保証します。状況はコントロールされています。
汚染水は福島第一原発の0.3平方キロメートルの港湾内に完全にブロックされている。
健康に対する問題はない。今までも、現在も、これからもない」


そして、対策として遮水壁設置(黄色い壁)を作ると言う(来年の9月完成予定)


これを見て、毎日流れ出る300トンの高放射能汚染水を止めていないのは明らかだし
逆に積だまった汚染水が原発施設の地盤に溜まっていくのも目に見える








世界中が懸念しているのは、
圧倒的に量の多い4号機プールにある核燃料(使用済みも含め)
1553本の400トン

これらがもし大気中に触れたりすれば爆発し、広島原爆の5000発と同等それ以上の放射能が放出される

まさにジエンド


先月やっと公表された事故後2年以上、海へ垂れ流されていた汚染水300トンの放射能汚染は広島原爆と同レベル

今も増え続ける汚染水、現在430000トンもが福島原発の敷地内にある

冷やし続けなければいけない使用済み核燃料、増え続ける汚染水、被爆問題...



人類が今だ経験したことのない危機的状況にあるなか


今後も、より日本政府から正しい情報が発信される可能性は極めて低く


ただちに健康に影響を与える値ではない

と言われた放射能による健康被害は、事故後3〜5年後から増え始め

爆発的発生率になるピークは15年〜25年後だと言われている


これはチェルノブイリ事故の場合だから環境も被害状況も違う日本に当てはめられるかわからないけれど

2年半経った今でも解決されていない日本の方が事は深刻だろう



今後も事実を知ろうする事は絶対に諦めてはいけないし


起きてしまった事は覆せないけれど、その後も続いていく世界をどう生きるか


わたしたち一人一人の考えと選択にかかっている



人としてどう生きるか、何を選ぶのか