オノズカラ、シカル
今日は気持ちの良い秋晴れ
仕事へ向かう道を歩きながら考えるともなく考える
医者の先生が言っていた
今、自分は呼吸をしながら、周りの木や花や、虫や、猫や
犬や通行人と二酸化炭素や水蒸気などを交換し合っている
誕生して、成長し、老化し、死ぬ
その流れはすべての命の自然な過程であって
自分の体の構成する元素はすべて、地球の無数の生物、無生物と数十億年間交換し合い、
受け継ぎあってできあがったものなんだと
その中には、セレンという元素のように
太陽よりも巨大な恒星の爆発によってはじめて出来る元素さえ使っているらしい
ものすごい確率でこの地球があって、そこで生き物の食物連鎖があって
今のこの環境ができあがっているんだ
数十数億年間も、ずっとずっと昔から
気の遠くなるような世代を経て伝えられてきた命は
今、「わたし」としてここに存在していて
それはみんなどの生き物の命も同じで
計り知れない確率と数え切れない命のつながりの上に成り立っている
だから今ここにいるっていうだけでもめっちゃすごくって、みんなつながっていて
それぞれが命を超えた無条件のもの凄い優しさなんてぱじゃないものを
それを愛っていうのかわからないけれど
昔から、周りから、
与えられて生きているんよね
だから、誰かに何かをしたいって思ったり
当たり前だと思っていた街路樹や景色に
ありがとうって言いたい気分になるんじゃないかなって
だから、
自然とともに
人ももっと自然でありたいなと思う