君の花
誰かが言う
愛とは、河のようなもの
弱くもろい人は溺れてしまう
愛とは、鋭い刃のようなもの
心を切り刻むから
愛とは、飢えのようなもの
終わりのない切なる想い
私にとって、
愛とは花のようなもの
そしてその大切な種があなたなの
傷つくのを恐れていては
楽しく踊ることはできない
夢から覚めるのを恐れていては
いつまで経ってもチャンスを掴めない
奪われることを恐れていては
与える喜びを知ることはできない
そして、死を恐れていては
生きることの意味を学ぶことはできない
ひとりぼっちで寂しすぎる夜や
道が長すぎてあきらめたくなる時
愛なんて、どうせ運や力を持った者にしか
やって来ないと感じても
けれど
どうか覚えておいて
凍えるような冬の雪の下でも
種は太陽の愛を浴び
やがて訪れるだろう春に
バラという名の花を咲かせる事を