10日間
3月30日
アルバートはデンバーから少し南下したところにある村
マイクに車で送ってもらうなか
どんどんと周りの景色は牧草地になっていく
見渡すかぎりの地平線
R70でワシントンまで車で帰るマイクですら
え、本当にここなの?大丈夫なの?
って三回も言ってしまうくらい 笑
そして、何もないところに突如現れた異風景
まさかのwalmartとsafeway!!
まじか
二人して苦笑い
資本主義の悲しい歪みがこんなところにも...
4.1
朝4時起床
やることは座禅して、自分の呼吸の観察
ただそれだけをひたすら
午前中5時間、午後5時間の一日10時間の座禅タイム
そしてそれが10日間
15分もすると、足は痺れる、肩、腰至るところが痛くなってくる
最初の2時間、こんなに必死に悶えたのは何年ぶりかな
動かないでいることがこんなにも辛いのかと思い知った一日
21時に終わり、部屋に戻ったらみんなすでにミノムシIN
こんなにすぐ寝られるかな?って思っていたけれど、
5分後くらいにはいつの間にやら落ちていた
DAY2
一日の内容を知ってしまった故の身構えてしまう一日が始まる
4時の起床を知らせる鐘で、ひとり寝たまま起きてこないひとが...
話すことはもちろん、アイコンタクトや他のひととのコンタクトは一切禁止なので、起こしてあげることもできない
そして果てしなく長い一日が再び始まる
DAY3
初めての座禅をして3日目
こんなにも全身がバキバキ具合からその後どうなってしまうのかびびっていたけれど、一日、一日と越えて行くたび大丈夫になっていった
マラソンの時みたいにもうだめだってところを越えるとまた少し大丈夫になる感じ笑
ついに足を組みかえすことなく30分動かずにいられた!
慣れってすごいz
DAY4
朝起きたら一面真っ白!もう春だと思っていたのに..
雪が20cm?くらい積もっていてさすがコロラド!かなり寒い
毛布を頭から被って座禅の一日
DAY5
今までが基礎だとしたら、今度は応用編のようなやり方を教わる
新たなやることが増えて新鮮な一日
主観を変えるのだ
ここらへんまでくるとうるさかった沈黙もなくなっていた
DAY6
1時間動かずにいることが課せられる
再び悶える一日
DAY7
1時間動かずにひたすら居られるようになる
DAY8
もはや座禅することには何の苦痛も感じない
しかし気がつくと意識は別のところへ
また関係ないことを考えてしまっている
無意識を意識することの難しさ
DAY10
会話が解禁になった
まだ一度も話したことない人たちなのに、いきなり打ち解けられる会話の弾みよう
なんだか同窓会に来ているような不思議な気持ち 笑
今までの収容所のような静けさが一気にハイスクールの賑やかさに変わる
ネパールのお母さん、セレブのパトリシア、金髪ドレッドヘアの女の子やいろんなひとたち
つながりのないようで不思議で面白い出会いの数々
アスペンのスノーボードスクールで働いているロミーナ、甘えん坊のリズ、タイ人で絵描きのジョム
DAY11
最後の日は朝の2時間だけ座禅して終了
掃除をして、それぞれの帰路へ
デンバーエアポートまでフロリダへ帰るエレナの車で一緒に送ってもらった
迎えに来てくれた彼氏は10日振りの再会に黄色のガーベラの花束を持って登場!
熱い
花言葉は究極の愛
笑
みんなこんなにも優しく温かい
こんなひとたちがいるアメリカを
嫌いになんてなれるわけないじゃないか
Goodbye Elbert, hello LA!!