風太郎日記

スノーボードにからめたひとりごと日記です

Daisetsuzan






September 12

去年は台風の影響で道が崩壊し営業出来なくなってしまった山荘へ

予報はずっと雨だが...





しとしとと森にとっては恵の雨か

上がって行くと紅葉も始まっていた





大雪山の森に秋が来た

これはまだ4割ほどらしい





沼に映し出された森の姿にため息

ウラジロナナカマドの緑から赤、黄色具合がなんとも素晴らしい

雨が降ってガスっていてもこの色映え!





ここ大雪山高原温泉地域では野生のヒグマが暮らしているので

大雨な天気でもカメラを担いで上がって待機している監視員のひとたち

この監視員の方々がなんとも素敵なひとたちだった


今、当たり前のように自分たちの傍らにあるものへの違和感

それを疑問に思う気持ちや、一律にならされてく感じとか

死ぬことや生きているということ

アマゾン川で出会った何百年も前を旅する旅人の話などを聞けたり

ここに来れた事が本当に嬉しかった


自分の言葉で話しができるって

とても素敵だな


今年の山荘の営業もあと残すところ数日


紅葉を終え、

また一面の雪景色へ静かに戻って行く



変化は循環


森も、星さえもずっと同じ場所には留まってはいない

すべての形は変わり続け、巡り、在る

それが本質


だから
たとえどんな感情になったとて

悪いことではなく、とても尊いこと


変化を受け入れる勇敢なすべてのものに

畏敬の念を



大雪山の森に生まれて

またその土に戻って行くヒグマの一生は
なんて美しいのだろう