風太郎日記

スノーボードにからめたひとりごと日記です

guerrilla santa claus






came back to Tokyo

綺麗な丸ノ内の銀杏並木

道に落ちた黄色い絨毯が風に舞う様に

僅かな秋を

そしてそんな季節は足早に過ぎ去り

時はすでに冬...

とりあえず靴が窮屈だけれど

寒いからそんな事は言ってはいられず


こっちでの日常は刻みが細かく

一日でどれだけのことを出来たか?みたいな

いつも時間に追われているような

忙しない毎日

すぐ心臓がばくばくいっている

今まであまり気づかなかったな


土が恋しくそんなコンクリートの上から

しばしの逃避





飯山のもみじのグラデーション具合に溜息

なんて綺麗なのだ

落ち葉の上をサクサクパリパリ

気持ちよい音と共に歩きまわる








いろいろなものに響き合う

いつもより、より混雑に拍車がかかる12月の東名、首都高

ピリピリしてる

そんな車の前にぴっと入れば

始まるカーチェイス!笑


そして、最近巷で全国各地へ無料でリンゴや花という形をした余裕を配るという素敵なサンタクロースの存在を知り

クリスマスまで私もゲリラ的にプレゼントを配ることに


自分だったら何が欲しいかな?

と考えてみた結果

配るものは、『言葉』にしました


自分が、欲しいと思っている言葉を

この世界で唯一の

体という容れ物を震わせて出す音

その声というものに心を込めて


面白さアップの為にふたつのしばりルール付き


知らないひと
あ!と思ったひとへ


(精神的都合で一日で終わる可能性あり)


すべては維持、破壊、創造


AUM!





vs




港町へ下りてきて数日、

ジャングルでは海水まじりの川の水がポタポタレベルでしか使えなかったので

蛇口を捻るだけでドバドバ出てくる水道水が有り難すぎて

お湯シャワーなんてもはや神の域

か、感無量...


さっそく晴れの日に持ち物を全て洗濯し、しばしの町生活

そのあと、max20名の小さなローカル船に人間半分、運搬荷物を乗せて

ドンブラ揺られること8時間

エルニドの東部の村へ到着です

そこからバイクで15分くらい南下したところのキャンプサイト

ここでしばらく落ち着く




こっちの犬猫は本当に感情表現?豊かで人懐こくて

警戒心というものがないのか

魚も離島の方は近くで何度もチラチラ見てくる仕草が可愛いし

そんな正面から近くにいたら銛で一発ですよ




そしてついにずっとやりたかった

素足生活はじめました

近くの村まではビーチ沿いに歩いて10分程

焼けた砂浜に、泥のぐちゃぐちゃ

日陰の土はひんやり冷たくて
ピタピタ歩くのがとても気持ちいい




そして今回初めての食中毒に...


アイス売りのひとのアイスクリームは何度も食べても平気だったのに


いや、屋台の食べ物も、ご飯屋の水も飲んでいたし

むしろ今まで平気だったのがラッキーだったかな


水を被ったような全身汗だくで
ひとりトイレで動けず、かなりもがき苦しんだ

体中捩れて水分を一滴残らず絞り出そうと

身体の反応もすごいけれど

煩悩なんて一瞬で消え去る凄まじさ

菌恐るべし...





夜は8時か9時頃に寝て

5時半サンライズと共に起きる


今まで見た朝日の中で最も印象に残るもの


太陽礼拝のおかず沢山できた






旅のはじまり

 




日本を離れて早いもので一週間が経とうとしている

しばらくブスアンガのジャングルの中
木の上にある小屋に泊まっていました




窓という概念からすると

常にオープンザウィンドウ

小鳥のさえずりに通り抜ける風の気持ちよさ

只でさえこの景観なのに

高台にあるからより見晴らし良すぎでまじ圧巻!


この場所は虫や他の生き物たちの生活圏に潜り込む感じで

何より虫の戦闘能力が圧倒的に上回っていて

虫除け?は?なにそれと

顔であっても余裕で刺される

手で振り払った瞬間には既に刺されているという...

有無を言わさぬ蚊のエサとなる共存感

他にも野生の凄さを色々と痛感した


夜は夜行性なケモノたちが屋根の上を駆け回り、または窓から部屋の中をも駆け回る

ジャングルですからね...

もはや想像以上で笑ってしまう

いかに今までの生活が人間本位の便利な中にいたか

自然と切り離されていたか

しかし、ないものではなくここにあるものを感じることで

自分で自分を縛りつけていた

いかに余計なものにまみれていたか

それらを削ぎ落とす事で

面白いほどこんなにも心が静かになることを知った





知れば知るほど世界は広く、多様だ


心満たされ

さすらえることへの抑えきれない歓喜






長い旅に必要なのは大きなカバンじゃなく口ずさめるひとつの歌さ




宮前平のプラタナスの色づき具合

グラデーションがとても綺麗だね


ずっと考えていたんだ

この世界は何でできているのか


生命力と物質

大きくわけると、
すべての現象と万物はこれらのふたつからできているらしい


僕らは肉体という物質なしに生命力を知ることはできないし

生命力は物質を介して表現される

物質は魂を具体化するものであるんだと


そして
その生命というものには始まりも終わりもなく

すべては絶え間ない形態の変化だけなんだということ


失うことでそれが本当は何であったか気づくことができるし


だからすべてを失うことで、

すべてを知ることができる

なんと尊いことだろう



戦争がなくなれば平和になると思っていた?

平和も幸福も

分け隔てているのは

僕たちのレッテルであり、自らの条件づけだ


対立は無知から生まれる


だから本当に全てを知れば、

きっと全てを許すことが、許されることができる


似ていて違う生きものの君


量子力学的には、

物質も生きとし生けるもの細胞ひとつひとつの

最も小さいものはひも状の素粒子

17種類の違いはそれらの微妙な振動だという


あれ?もとはすべて同じようなものなのか




so hum


君あり、故に我あり






kagoshima trip






第45回、苔の学会は満を持して

屋久島での開催です

















今回の旅の目的地は口永良部島

しかし、台風12号の影響で船は欠航

うぐ...

こちらは無念の断念です





旅の始めは奄美から請島へ





大山山頂からの眺めが最高!で

うーんうーん

止まらぬ深呼吸!

空気が美味しすぎる

新鮮なプラーナをめちゃくちゃ取り込んだ





風が強く海には入れなかったけれど

夜のヘリポートから観た満天の星が綺麗すぎて





ちょうど月が出ない日で

たくさんの星たちがドームのように煌き

星が眩しすぎるとか

こんな天球を感じられる星空は初めてだった


そして、船で鹿児島入りをし屋久島からの霧島へ

妙見温泉 ナトリウム・カルシウム・マグネシウム-炭酸水素塩泉

湯之谷温泉 炭酸硫黄泉(硫黄ラムネ泉)


何と言っても屋久島と霧島は水が美味しく

自然の景観と質の良い温泉が沢山あってとても良かった

鹿児島なかなか熱い!

また来たい




bye!



Wreck dive tour






この時期は雨季だからか

朝は大雨、からの昼になると青空になったり

さっきまで晴れてたのに急に土砂降りになったり

そんな天気の毎日

意を決して、楽しみにしていたreef&wreck tourへ





1944年、第二次世界大戦で米軍の攻撃を受けここに沈んだ日本軍の船

その数13隻と言う

そのうちいくつかの沈没船をツアーで潜る





途中、お昼を食べたホワイトサンドの眩しかったパス島

すぐの浅瀬でも熱帯魚の水槽の中に入ったような

カラフルなサンゴや大小様々な魚たちがうるさいほどで、

まさに海の楽園

色鉛筆、72色あっても足りない世界

それくらいこんな自然界があるのか!と

トロピカルなカラフル具合にびっくりだった





Coral Gardenで見た巨大サンゴ、魚の数やら何やら

今までに見た一番がここで上書きされた


沈没船のポイントやサンゴ礁のポイントまで船をつけてくれるから

そこから潜るだけ

なんとまあ簡単な...





最後の方のポイントではスコールが降ってきて

帰りは極寒だったけど

美しいものを沢山見れて感動した


今はサンゴ礁と魚の住まいと化した沈没船

諸行無常

それがすべて 自然であるが故に

一切を飲みこむ海というその巨大さに圧倒され

目の当たりにする世界の美しさに

心が広がっていく


空気を吸い込んだ分だけ、遠くへ

吐き出した分だけ戻ってくる








Maquinit Hot Spring






滞在するのはコロンタウンがあるブスアンガ島

港と小ぢんまりとした町のコロン

でも目の前にある方のが実際のコロン島





暇さえあれば十字のあるタプヤス山へ

コロンの町や周りの島たちが見渡せるパノラマビュー

見晴らし最高で、本当に空気が美味しすぎる!





そして、第二のお楽しみスポット!

町からトライシクルで20分くらい走ったところにある





マニキット温泉へ

観光地だから全然野湯感なし

でもこの入口からしてテンション上がった笑





おおおおお

源泉かけ流し

棚田のようにマングローブの林を経て海へかけ流される温泉





ただでさえ暑い中、フィリピンの子供たちは

熱い!熱い!と騒いでいたが


私にとって日本を発ってから、久しぶりのお風呂

ひとり肩までずっぽり浸かり黄昏る

温度は42℃くらいか?江戸っ子には温いだろう


普段は海で水浴びしている島のひとたちにとって

暑いのに、熱い湯に浸かる意味はわかりずらいのだろう





でも、いっくら暑くても、

やっぱり温泉最高〜!

気持ちよくて魂抜けた


なんでこんなに好きなのかと

理由を考えるのは野暮というもの

根拠のないもの、理由なきものは無敵だ






深いところは145cmくらいあって

透けて下の岩が見えるくらい透き通っていて

キラキラしていて...


ここに住んでしまいたいと思うくらい良かった!


ここの苔に戻りたい